採用コスト

採用サイトはどっちがお得?買い切り型とサブスク型の違い

採用サイトはどっちがお得?買い切り型とサブスク型の違い

ソフトウェアを購入するときに、買い切り型かサブスクリプション型(月額定額制)で迷ったことはないでしょうか?

「買い切りだと使い勝手が良くなるけど高い」「サブスクだと初期費用は低いけどカスタマイズできない」などで、悩みます。

特に採用サイトを構築する場合、どちらの方がお得なのか判断が難しいですよね。

そこで今回は「買い切り型とサブスクリプション型の違い」についてご紹介します。

どの購入方法が自社に合っているのか知り、損しないようにしてください。

買い切り型採用サイトのメリット

買い切り型とは、一度購入すれば永続的に使用できるビジネスモデルです。

採用サイトであれば、Web制作会社やフリーランスに依頼して、作成後に全額を支払います。

まずは、採用サイトを買い切り型で購入すると、どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

長期コストの削減

採用サイトを買い切り型で購入すると、長期的にコストを削減できます。

納品後に全額を支払えば、その後月額料金や年額料金を支払う必要がないからです。

何年使っても追加費用を求められることはないし、ランニングコストが発生しません。

初期費用は負担になるものの、長期的に見ればコストパフォーマンスに優れているでしょう。

永久に使用できる

買い切り型の採用サイトは、一度購入すれば永久に使用できます。

所有権は購入者に移るため、使用期間に制限がないからです。

どれだけ使っても月額費用は発生しないし、何度でも採用活動が行えます。

一度の投資で長期間利用できるため、安定した採用活動ができるでしょう。

カスタマイズできる

買い切り型の採用サイトは手元に残るため、自分でカスタマイズすることができます。

サブスク型のサービスと違い、決められた機能を一生使い続ける必要はありません。

たとえば、新しいデザインにしたい場合、Webデザイナーに依頼して作ってもらえば良いです。

新しい機能を追加したければ購入元に依頼してもいいし、アップグレードも提供されています。

企業の成長やニーズに合わせて柔軟にカスタマイズできるため、ブランディングに役立つでしょう。

買い切り型採用サイトのデメリット

一方、採用サイトを買い切り型で購入することは、デメリットもあります。

業者と交渉する必要があるし、すぐサイトを利用することはできません。

その他にもどのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。

初期費用が高い

買い切り型の採用サイトは、初期費用が高くなることが多いです。

一度に全額を支払う必要があるため、初期投資が大きくなります。

仮に見積もり金額が50万円だとすると、この費用を一度に支払わなければいけません。

予算が限られている企業にとって厳しく、購入する大きな障壁となるでしょう。

動作環境が必要

買い切り型の採用サイトは、自前で環境を用意しなければいけません。

採用サイトを公開するための独自ドメインや、レンタルサーバーなどが必要になるからです。

ドメインもサーバーも自社で運用しなければいけないし、費用も発生します。

多少なりとも専門知識が必要になるため、運用リスクがつきまとうでしょう。

サポートが限定的

買い切り型の採用サイトは、サポートが限定的です。

サポート期間が設定されており、期限が過ぎると追加費用が発生する場合があります。

24時間365日サポートしてくれるわけではないし、突然問題が発生しても迅速な対応を期待できません。

長期的な運営を考える際には、サポート体制も重要な検討ポイントとなるでしょう。

サブスク型採用サイトのメリット

サブスクリプション型(以下、サブスク型)とは、月額払い(定額払い)のビジネスモデルです。

主にWebサービスで導入されている形態になり、継続的な料金が必要になります。

サブスク型で採用サイトを構築すると、どんなメリットがあるのか見ていきましょう。

初期費用が安い

サブスク型の採用サイトは、初期費用が安くすみます。

定期的に料金を支払うことで、サービスが利用できる仕組みだからです。

たとえば、一度に50万円の制作費用を払うのはきついですが、月3万円なら負担も減ります。

初期費用が抑えられ、その分を他のビジネス活動に充てることが可能です。

特に資金が限られているスタートアップや中小企業にとって、大きなメリットになるでしょう。

素早く利用できる

サブスク型の採用サイトは、その日に利用できる場合があります。

申込み手順が自動化されており、支払いをしたら即使えるからです。

何日も待たなくていいし、面倒な手続きもありません。

素早く利用できることで、採用チャンスを逃さないでしょう。

最新バージョンを利用可能

サブスク型の採用サイトは、常に最新バージョンを利用できます。

運営元から、最新の機能やセキュリティアップデートが提供されるからです。

新しい機能やデザインがリリースされるたびに利用できるし、追加費用も発生しません。

常にフレッシュで、時代に合ったサイト運営ができるでしょう。

包括的なサポート

サブスク型の採用サイトは、包括的なサポートが受けられます。

月額料金の中にはサポートコストも含まれており、トラブルに対処してくれるからです。

技術的な問題が発生してもすぐ修正されるし、不具合を放置しません。

専任のオペレーターが対応してくれる場合もあるため、安心してサイト運営ができるでしょう。

サブスク型採用サイトのデメリット

サブスク型は人気のビジネスモデルですが、デメリットもあります。

「安いから」という理由で飛びつくと、失敗するかもしれません。

サブスク型採用サイトにはどんなデメリットがあるのか見ていきましょう。

長期的なコストが高くなる

サブスク型の採用サイトは、長期的に見ると割高になります。

月額料金を支払い続けることで、合計金額が初期投資を上回るからです。

たとえば、月3万円だったとしても、1年使えば36万円になるし、2年使えば72万円になります。

その間、値上げや増税もありえるし、ずっと同じ金額の保証はありません。

採用サイトは長く使うものなので、長期的なコストを見て検討する必要があるでしょう。

カスタマイズできない

サブスク型の採用サイトは、カスタマイズできない場合が多いです。

1つのシステムを複数人で共有しているため、自由度がないからです。

他の利用者と同じデザイン・機能を使用しなければいけないし、勝手に追加することはできません。

できることが限られるため、希望通りの採用サイトになりづらいでしょう。

サービス停止のリスク

サブスク型の採用サイトは、常にサービス停止のリスクに晒されています。

月額料金を支払わなければ利用停止にされるし、運営元が倒産する可能性もあるからです。

たとえ大企業のサービスであっても、ずっと続けてくれるかわかりません。

採用活動に影響が出るだけでなく、自社の信用も失ってしまうでしょう。

所有権がない

サブスク型の採用サイトは、購入者に所有権がないです。

所有権はサービス提供者にとどまり、利用が制限される場合があります。

あくまで“サービスを利用させてもらっている”形になり、企業資産として扱えません。

契約終了後は使用できなくなり、使い捨てになってしまうでしょう。

買い切り型が向いてる会社

パソコンで仕事をする男性

買い切り型とサブスクのどちらが向いているかは、経営状況によって異なります。

まずは、買い切り型が向いている会社について見ていきましょう。

長期コストを抑えたい

買い切り型の採用サイトは、長期的にコストを抑えたい会社に向いています。

初期費用を支払うことで、定期的な追加費用が発生しないため、長期的な予算計画が立てやすくなるからです。

最初はまとまった金額が必要になりますが、一度支払えばずっと使えます。

採用目的だと1回使って終わることはないし、会社が存続する限り不要にはなりません。

長期的な視点でコストを抑えたい企業にとって、安定的な経費管理ができるでしょう。

カスタマイズしたい

買い切り型の採用サイトは、デザインやシステムをカスタマイズしたい会社に向いています。

買い切り型だと所有権は購入者にあるため、柔軟な対応が可能になるからです。

年度が変わる毎にデザインを変更してもいいし、時代に合わせた機能を追加することもできます。

投資が無駄にならないため、理想的な採用サイトを作ることができるでしょう。

ブランド力を高めたい

ブランディングに力を入れたいのであれば、買い切り型がおすすめです。

自社の独自性を反映したデザインやコンテンツを自由に作成・管理できるため、企業の認知度や信頼性を高めることができます。

たとえば、企業の理念やビジョンを表現したページを作成し、定期的に更新することで、訪問者に対して一貫したブランドメッセージを伝えることができます。

採用サイトを自社のものにすることで、ブランド力を強化し、競争力を高めることができるでしょう。

サブスク型が向いてる会社

女性とサブスクリプションのイラスト

次に、サブスク型が向いてる会社についてご紹介します。

初期費用を抑えたい

予算に厳しく、初期費用を抑えたい会社は、サブスク型がおすすめです。

サブスク型だと1回に支払う金額が抑えられるため、負担になりづらいからです。

たとえば、月額2万円なら負担は少ないし、他の求人方法と併用することができます。

会社の成長に合わせて投資できるため、限られた予算を効率的に活用できるでしょう。

最新の機能を使用したい

サブスク型の採用サイトを利用すると、最新の機能が使用できます。

サービス提供者は常にアップデートを行っており、機能改善を繰り返しているからです。

トレンドに合わせた機能を実装するため、時代遅れにはなりません。

求職者のニーズに応えられる、先鋭的な採用サイトが運営できるでしょう。

サポート体制を重視

自社にITスキルがなくて不安な人は、サブスク型が適しています。

メールやチャット、電話などでサポートしてくれるため、何かあっても安心です。

FAQやヘルプも充実しているし、担当者がいなくなることもありません。

定期的にメンテナンスをしているため、サーバートラブルも防げるでしょう。

買い切り型とサブスク型の比較

買い切り型とサブスク型の採用サイトを選ぶ際、費用対効果は重要な要素です。

それぞれのビジネスモデルには異なるメリットとデメリットがあり、企業のニーズや戦略に応じて適した選択が変わります。

以下の表では、初期費用やランニングコスト、カスタマイズ性、サポート体制などの観点から、両者を比較しています。

あなたの会社にとって最適な選択肢を見極める際に、ぜひご活用ください。

項目 買い切り型 サブスク型
初期費用 高い(まとまった投資が必要) 低い(すぐに利用開始可能)
ランニングコスト 低い(サーバー維持費やメンテナンス費用のみ) 高い(毎月の利用料が発生)
カスタマイズ性 高い(カスタマイズ可能) 低い(プラットフォームに依存)
サポート体制 限定的(追加費用が必要な場合も) 包括的(サポートが含まれる)
長期的なコスト 安定(初期費用を回収しやすい) 高くなる傾向(累積コストが増加)
メンテナンスの手間 必要(自社で対応が求められる) なし(提供元が対応)
所有権 あり(完全に自社所有) なし(利用権のみ)
投資対効果(ROI) 高い(長期的に有利) 中程度(短期的に有利)

買い切り型の採用ツールは少ない

パソコンを見て驚くビジネスウーマン

ここまで採用サイトを例に、買い切り型・サブスク型に関する、メリット・デメリットをご紹介しました。

どちらが良いかは会社の方向性によって異なりますが、採用目的だと買い切り型の採用ツールは少ないのが現状です。

採用管理システム(ATS)や面接ツールの多くはサブスク型になり、買い切り型のサービスはほとんどありません。

これは、サブスク型が定期的なアップデートやサポートを提供し、最新の機能やセキュリティを維持しているためです。

また、サブスク型の料金モデルは企業にとって予算管理がしやすく、必要に応じてスケールアップやダウンが可能なため、採用ツールとして好まれる傾向があります。

有名な会社の採用ツールを使用するのであれば、必然的に月額払いになることを想定したほうが良いでしょう。

ただし、買い切り型の採用ツールが全くないわけではありません。

当サイトは買い切り型のサービスになり、サブスク型の採用管理システムと同等以上の製品を提供しています。

サブスク型の採用管理システムと比べて初期費用は高くなり、アップデートも迅速ではありませんが、その分柔軟に対応してきました。

「初期費用はきついけど、長く使うからコストパフォーマンスの良いものがほしい」

とお考えの方は、ぜひ買い切り型の採用ツールとしてご検討ください。

まとめ

買い切り型とサブスク型のサービスにはそれぞれメリットとデメリットがあり、会社のニーズに応じて適切な選択をすることが重要です。

買い切り型は、初期費用が高いものの、長期的なコストを抑え、カスタマイズが自由にできるため、ブランド力を高めたい企業に向いています。

一方、サブスク型は初期費用を抑えつつ、最新の機能を利用でき、手厚いサポートが提供されるため、成長を見込む企業や柔軟性を求める企業に最適です。

どちらが良くてどちらが悪いということはないため、目的に合わせて取捨選択してください。

自社に合った最適なプランが見つかれば、無理なく採用活動が行えるでしょう。

REACH-PLUSのマーケティングを担当しています。趣味はサイクリングで、週末は自然の中でリフレッシュし、新しいアイデアを得ています。採用活動に役立つ記事を発信していますので、ぜひチェックしてみてください。

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